木育講座バッタ釣り

子どもが自然と仲よくなる最初の一歩とも言える昆虫採集。バッタ釣りでバッタをつかまえてみましょう。
交尾を試みるためにメスの上にのるオスのバッタの習性を利用して行います。
この習性はすべてのバッタにあるわけではありません、トノサマバッタやオンブバッタなど、種類は限られています。また、実施できるのは秋の繁殖期と時期は短いです。
バッタ釣りを行う場合は、河川敷など餌となるイネ科の植物が多い場所を探し、事前にバッタがいることを確認するといいでしょう。

対象年齢
3歳

もくひょう:

バッタ釣りを通して計画を実行する力をつける。
(どうすれば釣れるのか考えて作る、ルアーの動かし方を考える、
釣れるまで我慢する、釣れたバッタを大切にする、次回もっと釣るためにどうすればいいのか考える)

作り方

1.木片を用意する

トノサマバッタのメスのサイズは6.5センチ程度なので、長さはそれくらいは必要です。太さもバッタくらいのサイズをイメージして調整しましょう。

なければ消しゴムをその大きさに切ったものでもいいですし、段ボールで作ってもよいでしょう。これがルアーになります。

2.ルアーに飾りをつける

緑か黒の飾りをつけると釣れやすいようです。飾りは過度につけないほうが釣れやすい傾向はありますが、まずは子どもが作りたいように飾り付けてもらってよいかもしれません。

釣れなかった場合でも、どのように改善すれば釣れるのかと考えるきっかけになるからです。

3.釣り糸をルアーに結びつける

使用する釣り糸の種類は問いません。タコ糸や麻紐でもかまいません。

完成!

POINT! 完成したら……

早速外に釣りに行きたいところですが、その前にバッタが釣れた場合、飼育するのか、野に返すのか……事前に話し合っておくようにしましょう。飼うとなると、別の準備が必要になりますし、弱って死んでしまうこともあります。

実際に野原に行っても、簡単に釣れる場合となかなか釣れない場合があります。釣れないときは、ルアーの動かし方をどうすればいいのか、投げる位置をどうすればいいのかなど、子どもと話し合って、すぐ釣れなくてもあきらめない、釣れなくても別日に試すなど作戦を立てましょう。

バッタが釣れたらじっくりと観察してみましょう。バッタの種類によって顔も違いますし、色も違います。なぜ飛ぶことができるのか、羽を広げて確認してみましょう。

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