木育講座樹木プレート
公園の木々や街路樹に、樹の名前が記されたプレートがかかっているのを目にしたことはありませんか?
わたしたちはそれを「樹木プレート」と呼んでいます。
樹木プレートは、わたしたちが住む地域にどんな樹があるのかを知らせるだけではありません。地域に根ざす樹々を知っていくことは、人と自然が仲よくするための大切な入口ではないでしょうか。
- 対象年齢
- 5歳以上(ひらがなが読める年齢)
地域に生息している樹々について知る。
同じように見えても、それぞれに種類や特性が違うことを理解する。
樹々を入口に、地域の人にも活動に関心を持ってもらう。
樹を知ってもらうことが目的なので、プレートの素材自体は問いません。
※このときは、水に強くて香りの少ないサクラの材を使用。
表面には樹の名前を。裏面には樹の特徴を書きましょう。
たとえば……
表面「ケヤキ」
裏面「にほんを代表する木。そのなかでも! せたがやくのシンボルなんだって! こうようしたはっぱのいろがとてもうつくしいんだよ」
表面「クスノキ」
裏面「じょうぶで家をつくるときにつかわれている。『むしよけ』や『いたみどめ』のこうかがあり、『くすりの木』と呼ばれている」
表面「クロマツ」
裏面「まつぼっくりのなる木。きのかわが黒っぽいのが名前のりゆうだよ! はっぱはかたくて、さわるといたいよ!」
※それぞれ樹の特徴については、Tree to Greenがお答えできます。お気軽にお問い合わせください。
――あかつつみ幼稚園さんの例
樹についての説明は、ぜひ先生のことばで書いてみてください。「この木はなんの木?」とクイズのようにしてみたり、ひらがなをたくさん使って書いたり。子どもたちにどうしたら伝わるのかを考えて書かれている文章は、きっと誰にとっても親しみがわくはずです。そうすることで、先生方も樹に一層親しみがわくと思うんです。
「地域の方から質問があったときに、自分のことばで説明できました」なんていう先生からの嬉しい声をいただくこともありました。
プレートに紐をつけ、樹にかけましょう。紐の素材も問いませんが、ヤシの仲間のシュロを使用したシュロ縄がおすすめです。強くて屋外の使用に耐える、造園によく使われる素材です。
※ここでは組み紐を使用。
場所によっては、樹木プレートを勝手にかけられないところもあります。公園は、自治体の公園課(環境課)が管理しています。かける場所に問題がないか、自治体の管轄や土地の所有者に確認するようにしましょう。
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