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作りたい箸をイメージする
作りたい箸をイメージすることで「削る」という単純な作業に意味が出てきます。 私たちは20種類近い材種を準備しています。
POINT
箸を観察してみよう……
作る前に、自分が普段使っている箸をよく見てみましょう。先端に行くほど細くなっていて、先端の3センチの食い先は2本がピッタリ合うように作られています。 箸にもいろいろ種類があります。細い箸、太い箸、四角い箸、丸い箸……。自分が作りたい箸のカタチに近いものを観察してみましょう。
2
やすりがけをする(120番)
120番のやすりでまずはどんどん削り、イメージするカタチを作ります。
3
やすりがけをする(220番)
次は220番のやすりで表面をなめらかにしていきます。
4
水引きをする
表面の色が変わるくらい、ほんのり湿らす程度に端切れでぬぐいます。 その後、5分ほどおいて乾かしましょう。 乾いた表面を触ってみると、木の表面の細かな繊維が逆立って、ざらざらしているのがわかると思います。このざらざらを取るイメージで、仕上げに400番のやすりで削ってください。これで、成形は完了です。
5
オイルを塗る
木にオイルをしみこませることで木の隙間を埋め、耐水性や強度が上がります。箸は口に入るものなので、食用オイルで塗装するとよいでしょう。 オイル塗装のやり方は水引きと同じで、布にオイルを付け、木目に沿ってオイルをまんべんなく塗ります。10分ほどしたら、綺麗な布で、塗ったオイルをしっかり拭き取って、これで箸の完成です。
完成!