園庭にこんな木はありませんか?
・幹が細いのに木の表面に苔のようなものが生えている。
・植えて何年か経つのになかなか太くならない。
健康な木は毎年幹の太さが直径2センチ程大きくなります。
そのスピードで成長すると表面に苔は付きづらいです。
公園の木や園庭の木はどうしても根を踏み固められ、土が固くなってしまいます。
土が固いことで雨が土の中に浸透しにくく、結果、根から水分を吸収しにくくなります。
このような状態でも木は夏には葉を茂らせて私たちに木陰を作ってくれ、
冬には葉を落とし日の光を地面に落としてくれます。
そんな木を少しでも元気にできればと考えたのが今回の円形ベンチです。
この円形ベンチは6個のベンチを組み合わせることで、
根周辺の土を踏み固められないように考えています。
今年1年間は少し元気のないサクラ、来年はクヌギ、、、
柵などで守るのではなく子供たちと木を見守るベンチを置くことで木を元気にしてみませんか?
さらにベンチを設置する際に根の周りの土を柔らかくすると効果は上がります。
そこで、園の先生、保護者の方でもできる方法を紹介します!
用意する材料はこちら
・竹 1メートル 3本 (直径10センチほどの真竹)
・シュロ縄
・スコップ(写真に写っているのは穴を掘るためのダブルスコップ)
・鉈
・金づち
・土 (完熟バーク堆肥が望ましい)
工程
1.穴の位置を決める
竹の頭がベンチの下に来るように設置すると、子供たちがつまづいたりしにくいです。
2.穴を掘る
穴を掘っていて太い根に当たったときには穴の位置を変えてください
穴の深さは竹が15センチ出るぐらい
3.竹を割る
鉈で手を切らないように気を付けて竹を半分に切ってください
4.竹の節をとる
竹を地中に埋めて空気、水を根に届けるのが目的です。
竹の節を取ってください
5.竹を結ぶ
シュロ縄を使って竹を結んでください。
6.竹を穴に埋める
竹と穴の間の隙間に土を入れる
7.竹から水をあげる
竹をわざわざ割いたのには理由があります。竹の割れ目からも水が土に入っていきます。
たっぷりと水をあげてください。